- トイプードル
近年、ロイヤルティーカッププードルに注目が集まっています。
ロイヤルティーカッププードルをお迎えしたい人にとって、値段相場が気になるところではないでしょうか。
そもそも、「ロイヤルティーカッププードルはトイプードルと何が違うの?」などの疑問がある人もいるでしょう。
今回は、ロイヤルティーカッププードルをお迎えしたいと思っている人や興味がある人のために、ロイヤルティーカッププードルの特徴や値段相場についてご紹介します。
なお、うちのトイプーではトイプードルについて詳しくご紹介しておりますので、興味がある方は【トイプードルカテゴリー】もご確認ください。
Index
ロイヤルティーカッププードルとは?

ロイヤルティーカッププードルとは、ティーカッププードルよりもさらに小さなトイプードルです。
個体差があるものの、日本で一番値段が高い小型犬といわれることもあり、その小ささから近年注目を集めています。
ロイヤルティーカッププードルは犬種名としてJKC(一般社団法人 ジャパンケネルクラブ)に公認されていないため、プードルとしての登録となります。
トイプードルのサイズ
- トイプードル…成犬時の体重3~4kg
- タイニープードル…成犬時の体重2~3g前後
- ティーカッププードル…成犬時の体重2kg前後
- マイクロ ティーカッププードル…成犬時の体重1.5kg前後
- ロイヤルティーカッププードル…成犬時の体重1kg前後
※成犬時の体重は、一般的なもので個体差があります
このように、ロイヤルティーカッププードルはトイプードルの中でも一番小さなサイズです。
なお、トイプードルやタイニープードルについて知りたい方は、下記ご確認ください。
- トイプードルについて知りたい方:【トイ・プードルについてトイプー専門家が詳しく解説!】
- タイニープードルについて詳しく知りたい方:【タイニー・プードルの人気の秘密は?性格や飼い方】
ロイヤルティーカッププードルの基本情報
JKC(ジャパンケネルクラブ)がロイヤルティーカッププードルをはじめ、ティーカッププードルやタイニープードルを犬種名として公認しないのには理由があります。
ロイヤルティーカッププードルのような小さなサイズのトイプードルは、両親であるトイプードルからたまたま生まれた超小型の犬であることや、体が小さいためブリーディングが難しいです。
また、生まれた当初はロイヤルティーカッププードルであっても、成長するにつれトイプードルの大きさになることも多いため、犬種名として認定できないのが現状です。
ロイヤルティーカッププードルに限らず、トイプードルはどれくらいの大きさに成長するかは誰にも予測できないことです。
ロイヤルティーカッププードルのサイズだけに囚われて購入するようなことがないようにしましょう。
ロイヤルティーカッププードルの性格
ロイヤルティーカッププードルの性格は個体によって変わりますが、基本的にはトイプードルと同様にとても賢く人懐っこい性格の犬が多いのが特徴です。
甘えん坊で繊細な一面もあるため、十分なコミュニケーションをとって精神面の安定をはかってあげましょう。
また、ロイヤルティーカッププードルに限らず体格の小さい犬種は、成長につれて気が強くなっていくことがあります。
可愛さから甘やかし過ぎてしまうと、上下関係が崩れてわがままな性格になることも・・。
わがままになったり飼い主さんに依存してしまうと、ストレスを感じやすくなったり、分離不安症などの病気を引き起こすリスクが高くなり、わんちゃん自身が可哀想です。
可愛いからこそ愛情をもってダメな事はダメとしつけをし、良いことと悪いことが識別できるようにメリハリを持ったコミュニケーションを取りましょう。
※分離不安:住み慣れた家や、犬が愛着や執着を持っている人(家族など)と離れることに対して、過剰な不安が生じてしまう精神的な病気の一種
ロイヤルティーカッププードルの健康管理
ロイヤルティーカッププードルは、トイプードルの性質や運動能力をそのまま受け継いでいる事が多いため、とても活発です。
ロイヤルティーカッププードルは小さい体であるがゆえに、ケガの心配をして散歩をさせない、運動させないということはやめましょう。
散歩時にはケガ防止のために十分な配慮が必要ですが、運動不足はストレスや肥満の原因となり、さまざまな健康トラブルを引き起こす恐れがあります。
過度な運動にならないように注意しながら、適度に運動させてあげてください。
特に散歩は運動不足解消以外にも、風を感じたり草木の香りを嗅ぐことで精神の健康を保つ効果や、他の犬や人と触れ合い社会性を学ぶ機会でもあり、犬の心身の健康には欠かせない重要な要素です。
ロイヤルティーカッププードルの平均運動量
ロイヤルティーカッププードルは、基本的に15分から30分程度のお散歩を1日2回に分けて行うのが理想とされています。
しかし、同じロイヤルティーカッププードルでも、個体差により必要な運動量が異なるため、愛犬の状態を見ながら散歩量を調整してください。
また、ロイヤルティーカッププードルの小ささを維持したいからといって、無理な食事制限も厳禁です。
ロイヤルティーカッププードルそれぞれに合わせた、適切な量の食事を与えてください。
ロイヤルティーカッププードルの体重管理方法

ロイヤルティーカッププードルの体重管理は、平均体重だけでなくBSC(ボディコンディションスコア)を都度確認することが大切です。
ボディコンディションスコアとは、目で見たり触ったりすることで愛犬が痩せすぎでないか、太りすぎていないか確認する方法です。
自宅で簡単に行うことができるので、ぜひ上記の表を参考に愛犬が適正体重か定期的にチェックしてください。
●BCSの確認方法|環境省,飼い主のためのペットフード・ガイドライン
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/full.pdf
ロイヤルティーカッププードルの値段相場

トイプードルは、サイズが小さければ小さいほど値段が高い傾向にあります。
トイプードルの値段相場は、19万~36万円ほどです。
しかし、トイプードルの中で一番小さなロイヤルティーカッププードルの値段相場はトイプードルより高額なのが一般的です。
なお、トイプードルの値段相場を知りたい方は【トイ・プードルの値段相場は?性別・種類によって値段は変わる?】も合わせてご確認ください。
値段が変わる要因
ロイヤルティーカッププードルの値段には個体差があります。
しかし、レッドやアプリコットといった人気の毛色や、シャンパンカラーやシルバーといった珍しい毛色は値段が高く設定されます。
ロイヤルティーカッププードルをはじめ、トイプードルの毛色は基本的に単色が理想です。
しかし、まれに他の色が入ってしまったミスカラーが生まれることがあります。
ミスカラーのロイヤルティーカッププードルは値段が安い傾向にあるため、繁殖やドッグショーに出すつもりがないのであれば、健康面に問題はないため狙い目と言えるでしょう。
また、性別もオスよりもメスのほうが値段が高いといったこともあります。
ロイヤルティーカッププードルの値段相場の通りではないことは覚えておいてください。
ロイヤル ティーカッププードルのペットショップ値段相場

日本一値段の高い犬と言われることもあるロイヤルティーカッププードルは、非常に珍しいのが特徴です。
ペットショップで販売されることはほとんどありません。
ロイヤルティーカッププードルよりも少し大きめの、ティーカッププードルのペットショップの値段相場は40~80万円(※値段は個体によって異なる)です。
ペットショップの多くは自社でブリーディングすることなく、ブリーダーから仕入れてくるため、子犬の値段に飼育費、人件費、流通コストなどがプラスされます。
そのため、ブリーダーから購入するよりも値段相場が高い傾向があります。
しかし、子犬の売れる時期は生後2~3ヶ月頃のため、生後4ヶ月あたりになると徐々に安い値段が設定され、生後6ヶ月を過ぎるころには格安な値段に設定されることが多いでしょう。
ロイヤルティーカッププードルのブリーダー値段相場

ペットショップよりもロイヤルティーカッププードルに出会える確率が高いのは、ブリーダーです。
ブリーダーのロイヤルティーカッププードルの値段相場は300万円以上といわれることもあります。
しかし、ロイヤルティーカッププードルはいつ販売されるかわからない状態です。
そのため、余計にロイヤルティーカッププードルの値段相場が高く設定されています。
参考までにティーカッププードルの値段相場は、50万~135万円(※1)と幅があります。
値段相場が101万円を超えるティーカッププードルは、マイクロティーカップになるかもしれないという予想から値段を高く設定されていました。
タイニープードルの値段相場が20万~100万円(※2)であることを考えると、やはり小さいサイズになるほど値段相場が高くなるようです。
ブリーダーからロイヤルティーカッププードルをお迎えする場合、繁殖と飼育にかかった費用だけのため、ペットショップよりも安い値段で購入することができる場合もあります。
しかし、両親の血統やドッグショーの受賞歴、飼育方法のこだわりなどによっては、ペットショップよりも高い値段が設定されることも珍しくありません。
そのため、一概にペットショップが値段が高い、ブリーダーが値段が安いとは言い切れないのが現状です。
しかしながら、ロイヤルティーカッププードルはブリーディングが難しく、希少なことからもともと高い値段が設定されています。
ロイヤルティーカッププードルをお迎えしたいと思っている人は、予めロイヤルティーカッププードルの検討しているブリーダーに値段の確認をしておきましょう。
(※1)参考:みんなのブリーダー,2021年10月16日閲覧
https://www.min-breeder.com/dogSearch_dogKind_teacup-poodle_1.html
(※2)参考:ブリーダーナビ,2021年10月16日閲覧
https://www.breeder-navi.jp/dog?sort_n=&select_dog-breed_tabset=on&db_id%5B%5D=130&to=&sex%5B%5D=&ss_id%5B%5D=1&ss_id%5B%5D=3&min=&max=
ロイヤルティーカッププードルの里親になることも視野に入れる
ロイヤルティーカッププードルは値段も高く珍しいため、里親募集をすることはないと思っている人もいるかもしれません。
しかし、残念ながら、ロイヤルティーカッププードルのサイズが思ったより大きくなったといった理由だけで手放す人もいるのは事実です。
保護団体の里親募集ももちろんですが、里親掲示板で「ロイヤルティーカッププードルを譲ります」と出していることもあります。
そのため、タイミングさえ合えばロイヤルティーカッププードルを保護することもできます。
ロイヤルティーカッププードルの里親になる際は、病気の有無などに注意しなければいけません。
しかし、1つの命を救う意味でも里親になることを選択肢に入れてみてください。
なお、里親になる方法などについて知りたい方は【トイプードルの保護犬の迎え入れ方や保護犬を迎え入れる準備など】をご確認ください。
ロイヤルティーカッププードルの値段だけで判断しないで!

今回は、ロイヤルティーカッププードルの特徴や、値段相場についてご紹介しました。
値段相場は、その時期の犬種の流行や人気によっても変動します。
しかし、生体の小ささや値段が犬の価値を決めるものではないことを忘れないようにしてください。
また、ロイヤルティーカッププードルの値段相場がとても高いのは、ブリーディングが難しく珍しいサイズのためですが、小さいままでいると確約されているものではありません。
ロイヤルティーカッププードルをお迎えしたいと思っている人は、大きく成長することもあるということを理解した上で、最期のときまで大切に愛情を持って接してあげてくださいね。
その他、うちのトイプーでは犬の食事について幅広くご紹介しておりますので、興味がある方は【犬の食事カテゴリー】もご確認ください。

うちのトイプー記事作成担当。ペットフーディスト、動物介護士、ペット看護士、ペットセラピスト、トリマー・ペットスタイリスト、JKC愛犬飼育管理士の資格を保有。虹組愛犬の介護をきっかけに犬の健康や介護の在り方について考えるようになり、わんこのスペシャリストを目指して日々勉強中。17歳のMダックスと16歳のチワックスと暮らす。

うちのトイプー開発責任者。犬の管理栄養士、愛玩動物救命士、ペット看護士資格、ペット介護士資格、ペットセラピスト資格、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー、その他上級食育士、アレルギー対応食アドバイザーなど、数多くの資格を保有。過去にドッグトレーナーとして働き、現在は愛犬ゴールデンレトリバー、ドーベルマン(元保護犬)、ボルゾイ、ボーダーコリー、愛猫3匹と暮らす。愛犬バーニーズマウンテンドッグの腫瘍発覚後から、長年の間犬の生物学を学ぶ。