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モコモコした被毛やつぶらな瞳などのさまざまな魅力が、人々の心を掴んでいるペキプー。
トイ・プードルのミックス犬は非常に人気が高く、ペキプーも最近注目を集めているミックス犬の1種です。
今回は、ペキプーを飼いたいと思っている方やペキプーの情報を詳しく知りたい方のために、ペキプーの人気の秘密、性格やかかりやすい病気などの特徴について詳しくご紹介します。
なお、ペキプーの親であるトイプードルについて知りたい方は【トイ・プードルについてトイプー専門家が詳しく解説!】をご確認ください。

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ペキプーとは?人気の秘密

ペキプーとは、ペキニーズとトイ・プードルがミックスされた犬種です。
ペキニーズの短いマズルや自由奔放な性格などの特徴と、トイ・プードルのふわっとした被毛や賢い性格などを持ち合わせています。
ペキプーの人気の秘密
ペキプーが人気の理由は、比較的小柄な体格や美しい被毛などです。
それらの人気の秘密について、詳しく解説します。
体格
ペキプーの平均体重は、4kgから8kgといわれており分類は小型犬になります。
体高も20cmから30cmと、小柄な体格も人気な理由です。
一般的にペキニーズ寄りの体格が多いと言われており、体格がしっかりしており四肢も太めになります。
一方、親であるトイ・プードルは四肢が細い犬種であるため、マズルがあまり短くないトイ・プードル寄りのペキプーの場合は、四肢が細いケースが多いです。
また体格が非常に安定しており、過度に小さいペキプーや大きいペキプーはあまりいないといわれているため、成犬時の大きさをイメージしやすいメリットもあります。
見た目
ペキニーズとトイ・プードルともに共通しているのが、ふんわりとした綺麗な被毛です。
ペキプーは、そのチャームポイントをしっかり引き継いでいます。
被毛のタイプは、トイ・プードルのようなカールやペキニーズのストレート以外にも、ウェーブがかかった被毛になることもあります。
合わせてペキプーは毛量も多いため、トイ・プードルのようにさまざまなカットを楽しむことができるのも人気なポイントです。
また、被毛の色は成長すると変化することがあり、基本のブラウンやホワイトの単色だけでなく、それらがミックスされた被毛になることもあります。
平均寿命
ペキプーは、平均寿命が10歳から13歳といわれています。
マズルが短かったり、四肢が細いなど両親の特徴を受け継ぐことで発症しやすくなる病気があるため、健康管理は欠かせません。
また小型犬は10歳から15歳が平均寿命といわれているため、ペキプーは少し寿命が短くなる傾向にあります。
しかし、食事や運動、日頃のケアをきちんと行うことで平均寿命を上回ることもあります。
健康管理に必要不可欠な食事について詳しく知りたい方は、【犬の食事カテゴリー】をご確認ください。
ミックス犬と雑種犬は何が違うの?
ミックス犬・雑種犬ともに、2種類以上の犬種が交配して生まれた犬のことをいいます。
大きな違いは、人工的に交配を行われたか、自然に交配されたかの違いです。
ミックス犬はブリーダーなどが人工的に交配しているため、大半の犬は親の犬種が明らかになっています。
個体差があるため、必ずしも親の気質を受け継ぐとは限りませんが、ある程度は性格などの特徴をイメージすることが可能です。
一方で雑種犬は、今ではあまり馴染みのない言葉となってきていますが、その理由として野良犬の減少が挙げられます。
野良犬が多く見かけた当時の日本では、人が関わらず自然に交配を行なわれて犬が増えたため、犬種の分からない犬が多く存在していました。
このような犬を雑種犬と呼ぶようになり、あまり良い印象を持たない人もいました。
諸説がありますが、ペットショップなどでは良い印象を持ってもらうためにミックス犬と呼び始めるようになり、ミックス犬という言葉が生まれたともいわれています。
ペキプーの性格

ペキプーの親であるペキニーズは、自由でのんびりとした性格ですが、プライドが高く頑固な一面も持ち合わせている犬種です。
一方で、トイ・プードルは温厚で人懐っこい、甘えん坊な性格が多い犬種です。
個体差がありますが、ペキプーの性格は比較的ペキニーズの特徴が強く出ているケースが多いといわれています。
頑固
ペキプーは、ペキニーズの頑固な性格を受け継ぐことが多いです。
しかし、トイ・プードルの穏やかさがあるため、頑固さを中和してくれることもあります。
ペキプーに限らず、頑固な性格な犬に対してのしつけは、我慢強く行う必要があります。
初めは言うことを聞かなかったり、上手くいかないことがあるかもしれませんが、愛情をかけながらもメリハリをつけてしつけを行いましょう。
また、ペキプーが頑固さを見せても決して大声で怒鳴ったり、手をあげたりしてはいけません。
しつけに対して嫌なイメージを持ってしまい、さらにしつけが困難になってしまいます。
犬のしつけを詳しく知りたい方は、【犬のしつけカテゴリー】をご確認ください。
甘えん坊
ペキプーはトイプードルの温厚で甘えん坊な性格と、ペキニーズののんびりとした性格を兼ね備えているため、甘えん坊な性格が強く出ることが多いです。
ペキプーの愛らしさから、つい甘やかしてしまいそうになりますが、過剰な甘やかしは上下関係を乱したり分離不安の原因になります。
※分離不安:住み慣れた自宅や犬が愛着や執着を持っている人(家族)と離れることに対して、過剰な不安が生じてしまう病気

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ペキプーがかかりやすい病気

ペキプーは、ペキニーズとトイ・プードルのどちらの特徴を多く兼ね備えているかで、かかりやすい病気をある程度予測することが可能です。
トイ・プードル寄りのペキプーであれば、四肢が細く関節があまり強くないため、骨に関する病気に注意する必要があります。
また、マズルが短いなどのペキニーズの特徴が強いペキプーは、呼吸器疾患を発症しやすいケースが多くみられるため、日頃から愛犬の様子に気をつけましょう。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨とよばれる膝にある三角形の骨が、正常な位置からずれてしまうことを膝蓋骨脱臼(パテラ)といいます。
膝蓋骨が正常な位置に骨がないため、膝の関節に力が入らなくなってしまい歩くのに支障が出るため、愛犬の歩く姿に違和感を感じることが多いです。
また、外れた時に鳴き声をあげたり、歩くときにスキップをしたりするため、小さな病気のサインを見逃さないようにしましょう。
短頭種気道症候群
短頭種とは、ペキニーズのようにマズルが短い犬種のことをいいます。
ペキプーはマズルが短い場合もあるため、短頭種特有の病気に気をつける必要があります。
短頭種は、マズルの長い犬種などに比べると先天的に気道が狭いといわれています。
そのため、咽頭虚脱や外鼻腔狭窄といった症状を発症しやすくなってしまうのです。
これらの呼吸器系の病気をまとめて、短頭種気道症候群とよびます。
普段から呼吸が苦しそうにしている、寝ている時にいびきをかいたり無呼吸状態になるなどの症状が見られる場合があるため、見落とさないようにしましょう。
これらの症状は、年々悪化すると言われているため少しでもおかしいと感じたら、獣医師に相談してください。
まとめ

ペキプーは、まさにペキニーズとトイ・プードルの良いとこ取りといえる犬種です。
見た目の可愛さだけでなく、少し頑固なところさえも愛らしく感じることでしょう。
また、頑固な部分を助長しないためにも、普段から適切なコミュニケーションを取ることを意識してください。
良い関係を築くことができれば、ペキプーと充実した生活を送ることができるでしょう。
なお、トイプードルのミックス犬について知りたい方は【ヨープーとは?性格やかかりやすい病気などの特徴】もご確認ください。

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うちのトイプー記事作成担当。犬の管理栄養士、犬の管理栄養士アドバンス、ドックトレーニングアドバイザー、ドックヘルスアドバイザー、愛玩動物救命士、愛玩動物介護士、ペットロスケアマネージャー、犬猫行動アナリストなどのペット関連資格を保有。愛犬との出会いをきっかけに「人と犬の生活をより良くするための力になりたい」という思いが強まり、犬の栄養学記事を主に執筆する。メスのチワワ×ミニチュアダックスフントのミックス犬2頭と共に暮らす。
Petime.Plus公式HP:https://petime-plus.com/

うちのトイプー開発責任者。犬の管理栄養士、愛玩動物救命士、ペット看護士資格、ペット介護士資格、ペットセラピスト資格、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー、その他上級食育士、アレルギー対応食アドバイザーなど、数多くの資格を保有。過去にドッグトレーナーとして働き、現在は愛犬ゴールデンレトリバー、ドーベルマン(元保護犬)、ボルゾイ、ボーダーコリー、愛猫3匹と暮らす。愛犬バーニーズマウンテンドッグの腫瘍発覚後から、長年の間犬の生物学を学ぶ。