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トイプードルのミックス犬5種&特徴や価格相場は?

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トイ・プードルの人気と共に、トイ・プードルのミックス犬の人気も高まっています。

中でもトイ・プードルと、チワワやマルチーズ、ポメラニアンなどの「人気犬種同士のミックス犬」が増えており、注目を集めています。

今回は、トイ・プードルのミックス犬について知りたい方のために、トイ・プードルのミックス犬5種とそれぞれの特徴、価格相場を中心にご紹介します。

なお、ご紹介するのミックス犬の親であるトイプードルについて知りたい方は【トイ・プードルについてトイプー専門家が詳しく解説!】をご確認ください。

ミックス犬とは?

ミックス犬は、人工的に交配された犬種です。人工的に交配しているため、ほとんどのミックス犬は親の犬種が明らかになっています。

個体差があるため、親の特徴を必ず受け継ぐとは一概には言えませんが、ある程度は成犬時の体格や性格、遺伝子的疾患(親から遺伝する疾患)などをイメージすることが出来ます。

また、トイ・プードルの気質を強く受け継ぐのか、チワワ、マルチーズ、ポメラニアンなどの気質が強く現れるのかで、同じミックス犬であっても見た目や性格が大きく変化することがあります。

親であるトイ・プードルを知ろう!

親であるトイ・プードルを知っておくと、トイ・プードルのミックス犬を飼育する上での参考になります。

トイ・プードルは、賢くアクティブな性格で、人懐っこく飼い主に対して愛情深い犬種です。

加えて、トイ・プードルの被毛の特徴から抜け毛が少なく、犬特有のニオイも強くないため、室内で犬を飼育することが主流になっている現代に合った犬種と言えるでしょう。

トイ・プードルは温厚な性格な犬が多いため、子どもがいたり他にペットがいるご家庭でも安心して家族に迎え入れることが出来ます。

トイ・プードルを飼育する上で、重要になるのが身体のケアです。トイ・プードルは他の犬種に比べて毛の伸びるスピードが速い犬種です。

さらに毛がカールしているので、日頃のケアを行わないと毛玉が出来てしまうだけでなく、皮膚トラブルを引き起こす恐れがあります。

定期的(4週間に1度が目安)にトリミングに通ったり、トリミングにいけないときは自宅でシャンプーするようにしましょう。

また、トイ・プードルは涙やけを引き起こしやすい犬種ですので、自宅でのケアが大切です。目ヤニや涙が多いときは、清潔なコットンやガーゼを湿らせて、目の周りを優しく拭いてあげましょう。

特に白い被毛の犬は、涙やけが目立つため、欠かさずケアを行う必要があります。

その他、トイ・プードルは被毛の量や垂れた耳が原因で、耳の中が蒸れやすいという特徴があります。定期的に耳に異常がないか確認し、耳の中が汚れていれば丁寧に拭き取ってあげましょう。

犬の耳は複雑な構造になっているため、不適切な耳掃除は病気の原因になります。犬の耳掃除に慣れていない飼い主さんは、動物病院で耳掃除をしてもらうことをおすすめします。

なお、トイ・プードルについて詳しく知りたい方は【トイプードルカテゴリー】をご確認ください。

トイプードルのミックス犬5種

トイ・プードルは、日本で非常に人気のある犬種で、トイ・プードルのミックス犬が数多く存在します。今回は、トイ・プードルのミックス犬の中から厳選した人気の5種類をご紹介します。

なお、サイズや特徴、性格は個体差によって異なります。以下は参考としてご覧ください。

マルプー

  • 親:トイ・プードル×マルチーズ
  • 価格相場:15万から30万円

マルプーのサイズは、体高が20cm~から25cm、体重は2kgから5kgで、室内で飼育しやすいサイズのミックス犬です。

特徴

マルプーは、マルチーズの真っ直ぐ被毛や、トイ・プードルのようなカールした被毛だけでなく、それらが混ざり合ったウェーブのかかった被毛にもなります。

トイ・プードル、マルチーズ共に、毛があまり抜けない犬種であるため、マルプーもその特徴を受け継ぐことが多いのが特徴です。また、毛の生えるのが早いため、定期的なトリミングが欠かせません。

性格

トイ・プードルもマルチーズ共に、賢く人懐っこい犬種です。そのためマルプーは、賢さと人懐っこさを受け継ぐことが多いです。

チワプー

  • 親:トイ・プードル×チワワ
  • 価格相場:10万円から40万円

チワプーのサイズは、体高が20cmから25cm、体重が3kgから4kgです。チワプーは、両親であるチワワとトイ・プードルが人気の高い犬種で、価格が非常に高く設定されたチワプーも多いのが特徴です。

特徴

チワプーは、トイ・プードルの被毛とチワワの大きく愛らしい瞳を受け継ぐことが多いです。

被毛の色が、ホワイトやブラウンなどの原色から、それらが混ざり合った色まで数多く存在します。また、耳はチワワの立ち耳になるか、トイ・プードルに垂れ耳になるかは、成長してからのお楽しみです。

性格

親であるチワワは少し神経質な性格ですが、トイ・プードルは温厚な性格です。

全く逆の性格が混ざり合うことで、チワワの神経質な部分が緩和され、チワプーはチワワよりも温厚な性格になることが多いと言われています。

ポメプー

  • 親:トイ・プードル×ポメラニアン
  • 価格相場:10万円から30万円

ポメプーのサイズは、体高が20cmから30cm、体重が3kgから5kgです。ぬいぐるみのような可愛い見た目から人気のあるミックス犬です。

特徴

ポメラニアンのように被毛にボリュームがあるポメプーが多いです。また、トイ・プードル似のカールやポメラニアン似のストレートだけでなく、ウェーブのかかった毛になる事もあります。

また、トイ・プードルがスラっとした長い四肢のため、ポメラニアンほど四肢が短くなく、スタイルが良い犬が多いのが特徴です。

性格

ポメプーは、人懐っこい性格が多い犬種です。トイ・プードルもポメラニアンも、人懐っこい性格ですので、その気質をしっかりとポメプーも受け継いでいます。

ペキプー

  • 親:トイ・プードル×ペキニーズ
  • 価格相場:15万円から25万円

ペキプーのサイズは、体高が20cmから30cm、体重は4kgから8kgです。ふわふわとした被毛、つぶらな瞳がチャームポイントのミックス犬です。

特徴

ペキニーズとトイ・プードルともに、ふんわりとした綺麗な被毛をしているため、ペキプーもボリュームのある被毛になる傾向にあります。

性格

ペキプーは、ペキニーズの頑固な性格を受け継ぐことが多いと言われていますが、トイ・プードルの穏やかさがあるため、頑固さを中和してくれることもあります。

なお、ペキプーについて詳しく知りたい方は【ペキプーはなぜ人気?性格やかかりやすい病気などの特徴】をご確認ください。

ヨープー

  • 親:トイ・プードル×ヨークシャー・テリア
  • 価格相場:20万円〜25万円

ヨープーのサイズは、体高が25cm〜29cm、体重は3kg〜4kgです。親のヨークシャー・テリアは、体が小さな犬種で有名ですが、一方で大きさに個体差が出やすいとも言われています。

特徴

ヨープーは、耳に個性が出る犬種です。トイ・プードルの「垂れ耳」、ヨークシャーテリアの「立ち耳」に加えて、耳の先から半分が垂れた「半垂れ耳」になる可能性もあります。

性格

ヨークシャー・テリアは忠誠心が強い犬種ですが、トイ・プードルに甘えん坊が多いため、相乗効果でヨープーは甘えん坊な性格になりやすいと言われています。

なお、ヨープーについて詳しく知りたい方は【ヨープーとは?性格やかかりやすい病気などの特徴】をご確認ください。

トイプードルのミックス犬を飼う上で大切なこと

トイ・プードルのミックス犬は、トイ・プードルの体質や特徴を受け継ぐ可能性があります。そのため、トイ・プードルと同じように食事管理や生活環境、日々のケアが大切です。

食事管理

トイ・プードルのミックス犬に限らず、愛犬の健康には食事管理が欠かせません。

また、トイ・プードルは、涙やけを発症しやすく、病気や体質などさまざまな原因が挙げられますが、愛犬に合わないドッグフードや質の低いドッグフードなどが原因になることもあります。

また、食事管理を怠ってしまうと肥満になる恐れがあります。

四肢が細い傾向にあるトイ・プードルのミックス犬は、肥満になると四肢の負担が増えるだけでなく、少し高いところから飛び降りた時に骨折する危険性も高くなります。

さらに、皮膚トラブルを引き起こさないためにも食事管理が大切です。皮膚の健康を保つためには、免疫力を下げないようにする必要があります。

皮膚に関するトラブルは、一度発症してしまうと完治まで時間がかかります。

そのため、免疫力を高める効果が期待出来る、動物性たんぱく質を主原料としているものなどを選ぶなどして、愛犬に合った食事管理を行う事が重要です。

なお、トイ・プードルのミックス犬の食事管理について詳しく知りたい方は【トイプードル用ドッグフードはどう選ぶ?必要栄養素など】をご確認ください。

生活環境

個体差はありますが、トイ・プードルのミックス犬は四肢が細い犬が多いといわれています。そのため、骨に関する病気を発症しやすいので、予防のためには生活環境を整えることが必要です。

フローリングなどの滑りやすい場所は、骨に負担がかかるためカーペットなどを敷いて、滑りづらい環境を作りましょう。

合わせて、高さのある家具ではなく出来るだけ背が低い家具(ローソファーなど)にしたり、階段などの危険な高さの場所には行けないような工夫などが重要です。

また、ハウスダストは涙やけを悪化させてしまう原因となるため、こまめに掃除を行い、清潔な生活環境を作ることで涙やけを抑える効果が期待できます。

被毛ケア

トイ・プードルの特徴を受け継ぐため、ふわふわとした特徴のあるミックス犬になることが多いです。そのため、被毛の毛艶を保ったり、皮膚の健康を守るには被毛のケアが欠かせません。

定期的にブラッシングを行い、皮膚に異常がないかを確認することが必要です。また、4週間に1度を目安にトリミングも行いましょう。

魅力たっぷりのミックス犬!

今回は、国内で人気トップクラスであるトイ・プードルのミックス犬を5種類と、トイ・プードルのミックス犬を飼う上で大切なことについてご紹介いたしました。

トイ・プードルにミックス犬に限らず、1匹の犬と出会い共に生きていくことは、まさに運命の出会いと言えるでしょう。

この記事が、少しでもその運命の出会いのお力になれれば幸いです。

監修者:望月 紗貴

うちのトイプー開発責任者。犬の管理栄養士、愛玩動物救命士、ペット看護士資格、ペット介護士資格、ペットセラピスト資格、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー、その他上級食育士、アレルギー対応食アドバイザーなど、数多くの資格を保有。過去にドッグトレーナーとして働き、現在は愛犬ゴールデンレトリバー、ドーベルマン(元保護犬)、ボルゾイ、ボーダーコリー、愛猫3匹と暮らす。愛犬バーニーズマウンテンドッグの腫瘍発覚後から、長年の間犬の生物学を学ぶ。

公式HP:https://true-dog-lover.com/

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