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愛犬のフケでお悩みの飼い主さんは多いのではないでしょうか?
犬のフケの原因は様々ですが、原因に応じた対処法でケアすることが大切です。
そこで今回は、犬のフケの原因や原因別の自宅でできるケア方法についてご紹介します。
皮膚病や皮膚炎が原因でフケが生じている場合は、必ず動物病院で治療を行いましょう。
なお、愛犬の病気でお悩みの飼い主さんは【犬の病気カテゴリー】もご確認ください。

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犬のフケとは?

犬の皮膚は、死んだ細胞である角質層で覆われた状態になっているため、表皮からフケがでるのはごく自然の現象です。 古い皮膚が剥がれ落ちて「角質」が生じることでフケがでます。
このように、健康体の犬であっても皮膚が生まれ変わることで(ターンオーバー)フケは生じますが、あまりにフケが多い場合には注意が必要です。
健康体の犬のフケ(少量のフケ)であれば、動いているときに皮膚から落ちたり、日々の定期ブラッシングや月1度を目安としたシャンプーで基本的には除去されます。
しかし、皮膚病や皮膚炎、過剰なストレスや栄養バランスの乱れなど様々な原因でフケが過剰にでることがあります。
なお、犬の皮膚病については【犬の皮膚病の種類やケア方法、治療例など】をご確認ください。
犬のフケの原因は?

犬にフケは、何かしらの原因で皮膚が乾燥することで引き起こされます。
シャンプーの頻度やシャンプー剤、ストレスが原因でフケが生じることもあるので注意しましょう。
皮膚の乾燥
犬の皮膚は、人よりも薄いため(人と比較すると1/3~1/5程度の薄さ)皮膚が乾燥しやすいのが特徴です。
油状の物質である「皮脂」が不足して犬の皮膚が乾燥すると、角質が剝がれやすくなり大量のフケが生じることがあります。
皮膚の乾燥によって生じるフケについては、フレンチ・ブルドッグ、ドーベルマン、ミニチュア・ピンシャーなどの短毛種に多く見られる症状です。
シャンプーのしすぎ
愛犬にフケが多いからと頻繁にシャンプーする飼い主さんがいますが、シャンプーのしすぎがフケの原因になることも多いので注意が必要です。
犬の皮膚の健康のために必要な油分までシャンプーで取り除いてしまうと、フケが悪化する原因になり、その他、愛犬の皮膚に合わないシャンプー剤を使用することでフケが生じることもあります。
ストレスや興奮
興奮した状態を含め犬にストレスが極端にかかると、免疫力が落ちて皮膚病や皮膚炎を生じる原因となりフケが生じます。
神経質な犬や社会化ができていない(色々な環境に馴染めない)犬の場合、普段と違う環境で極度の恐怖やストレスを感じることで大量のフケがでることもあるので、フケ対策を行うためには愛犬のストレス対策も行いましょう。
皮膚の病気
フケが生じる皮膚病は、主にアトピー性皮膚炎、食物アレルギー性皮膚炎、脂漏症です。その他、 ツメダニ症、皮膚糸状菌症、ホルモン異常が原因で引き起こされる皮膚病など様々な病気が考えられます。
フケが重度の場合や炎症や出来物、脱毛など何かしらの他の症状が併発している場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

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自宅でできる犬のフケ対策

湿度管理
犬の皮膚は乾燥によって生じるため、温度だけでなく湿度管理も行いましょう。
湿度は高すぎると別の皮膚トラブルや皮膚病を発症しやすいので注意が必要です。 乾燥によるフケ対策としての湿度目安は50~60%程度です。
なお、冬は乾燥しやすいので極力湿度が一定に保てるよう加湿器を利用して、温湿度計で管理してあげると良いでしょう。
保湿をする
皮膚の乾燥によってフケが生じている場合は、 保湿剤を使ってケアしてあげることが大切です。
特にシャンプー後に皮膚が乾燥しやすいため、フケが生じやすい犬の場合はシャンプーの後は保湿剤を使用すると良いでしょう。
シャンプーの回数の見直し
犬の生活環境や暮らし方、運動量や年齢など様々な要因で適切なシャンプー頻度は異なりますが、基本的には1~2カ月に1度のシャンプーで十分です。
高頻度のシャンプーは本来犬の皮膚に必要な油分まで除去してしまいフケの原因になるため、シャンプー頻度の見直しを行いましょう。
シャンプー剤の見直し
シャンプー剤が愛犬の皮膚に合っていないこともあるので、シャンプー剤の見直しも一緒に行いましょう。
皮膚病になりやすいような犬の場合は、低刺激・無添加のシャンプーがおすすめです。また、健康体であるにもかかわらず大量のフケが生じる場合は、保湿性の高いシャンプー剤を使用すると良いでしょう。
皮膚病の犬に関しては、治療だけでなく獣医師に皮膚の状態に合った薬用シャンプーを処方してもらったり、動物病院でシャンプー治療を行ってもらう必要があります。
定期的なブラッシング
ブラッシングは被毛の健康維持だけでなく、フケやホコリなどを除去する効果が期待でき、ブラッシングで適度に皮膚を刺激することで新陳代謝の活性化に役立ちます。
皮膚トラブルの予防にも繋がるため、週1度はブラッシングをしてあげると良いでしょう。毛玉ができやすい犬や長毛種の場合は、2日に1度程度が理想です。
ブラッシングをするときに力を入れすぎたり先端部分がとがった形状のブラシを使用すると、皮膚が傷つきフケだけでなく皮膚炎や皮膚病の原因になります。
獣毛ブラシやブラシ先端部に丸みのある柔らかいブラシを使って、優しくブラッシングを行いましょう。
なお、ブラッシングについては【トイプードルのブラッシング方法や涙やけ対策法】をご確認ください。
愛犬のストレス対策
ストレスが原因で皮膚トラブルをまねき、フケが過剰に生じる犬もいます。犬は環境の変化に弱く、飼い主との不適切な関係性もストレス原因になります。
人が思う以上に繊細な性格の犬も多いので、ストレスには十分注意して皮膚トラブルケアをしてあげましょう。
愛犬のフケ対策をしてげよう!

今回は、犬にフケが生じる原因や自宅でできるフケ対策を中心にご紹介しました。
病気が原因で愛犬にフケが生じる場合、動物病院での治療が第一優先になりますが、自宅でのケアもとても大切です。
ブラッシングを中心とした適切な定期ケアやストレス対策を行い、フケの原因に応じた対処法を試してあげましょう。
その他、愛犬ケアについては【犬のケア方法】をご確認ください。

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うちのトイプー開発責任者。犬の管理栄養士、愛玩動物救命士、ペット看護士資格、ペット介護士資格、ペットセラピスト資格、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー、その他上級食育士、アレルギー対応食アドバイザーなど、数多くの資格を保有。過去にドッグトレーナーとして働き、現在は愛犬ゴールデンレトリバー、ドーベルマン(元保護犬)、ボルゾイ、ボーダーコリー、愛猫3匹と暮らす。愛犬バーニーズマウンテンドッグの腫瘍発覚後から、長年の間犬の生物学を学ぶ。

うちのトイプー開発責任者。犬の管理栄養士、愛玩動物救命士、ペット看護士資格、ペット介護士資格、ペットセラピスト資格、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー、その他上級食育士、アレルギー対応食アドバイザーなど、数多くの資格を保有。過去にドッグトレーナーとして働き、現在は愛犬ゴールデンレトリバー、ドーベルマン(元保護犬)、ボルゾイ、ボーダーコリー、愛猫3匹と暮らす。愛犬バーニーズマウンテンドッグの腫瘍発覚後から、長年の間犬の生物学を学ぶ。