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犬はとうもろこしを食べても大丈夫?与え方や注意点【犬の管理栄養士監修】

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とうもろこしは、甘さとシャキッとした食感が特徴の夏が旬の食材です。そのとうもろこしの美味しさを、愛犬に味あわせてあげたいと考えている飼い主さんもいるのではないでしょうか。

今回は、愛犬にとうもろこしを与えて良いのか悩んでいる飼い主さんのために、とうもろこしを与えても大丈なのか、また与えて良い場合に注意すべき点や得られる栄養や成分についてご紹介します。

なお、愛犬のご飯の食材に悩んでいる方は【犬の手作りごはんのおすすめ食材8選!】も合わせてご確認ください。

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犬にとうもろこしを与えても大丈夫なの?

愛犬にとうもろこしを与えても大丈夫です。とうもろこしは、犬の健康維持をサポートしてくれる栄養素が多く含まれている食材の1つで、甘みが強いため愛犬が喜んで食べてくれるでしょう。

しかし、与えるにあたって注意すべきことがいくつかあるため、愛犬の健康を守るために注意点を守り、正しい方法で与えるようにしてください。

他にも、愛犬に与えて良い食べものを知りたい方は、【犬が食べて良いもの・悪いもの】をご覧ください。

犬にとうもろこしを与える際の注意すべき点

とうもろこしを愛犬に与える際には、必ず注意点を守って正しい方法で与えてください

とうもろこしを愛犬に与えるのが初めての場合は、アレルギー症状を引き起こす可能性があるため、少しずつ与えて愛犬の様子に変化がないかを確認することが重要です。

とうもろこしに対してアレルギーがあった場合の症状は、下痢や嘔吐、目の充血、発疹、体を痒がるような症状があらわれます。

症状の出方には個体差があるため、とうもろこしを与えた後に少しでも愛犬の様子に違和感を感じた場合は、早めに獣医に相談しましょう。

芯は絶対に与えない

とうもろこしの芯は誤飲の危険性があるため、加熱した状態であっても絶対に与えてはいけません

とうもろこしの芯は非常に硬く、犬の噛む力をもってしても噛み砕くことが難しいため、とうもろこしを丸ごと与えてしまうと芯をそのまま飲み込んでしまうおそれがあります。

とうもろこしの芯を飲み込んでしまうと、気道が塞がり呼吸困難を起こし、仮に飲み込むことができたとしても、消化出来ずに胃で留まるため大変危険です。

ひどい場合には腸閉塞を起こしてしまい、治療するためには全身麻酔を必要とする手術を行う場合があります。

加熱する

生の状態のとうもろこしは皮が固く、犬が食べると消化不良を引き起こすおそれがあります

そのため、人が食べる時と同じように蒸す、焼く、茹でるなどの加熱処理をしてから与えるようにしてください。合わせて、加熱処理をする時には塩を使わないように注意しましょう

消化しやすくして与える

加熱処理をしたとうもろこしであっても、犬には消化が難しいため、皮ごとしっかりすり潰したりフードプロセッサーを使用してペースト状にするなどして、消化しやすい工夫をしてあげましょう

とうもろこしの粒をそのまま与えてしまうと、大型犬であっても消化できずに粒のまま便として排出されるケースが多いので小型犬の場合は特に注意が必要です。

調味料は使わない

人がとうもろこしを食べる際には、醤油、塩、バター、油などさまざま調味料を使用しますが、愛犬に与える場合は決して味付けをしないでください

また、ポップコーンや屋台で売っている焼きとうもろこしは、調味料を使用しているため与えないようにしましょう。

調味料を使用した場合、塩分や糖分の過剰摂取になってしまい、多くの健康トラブルを引き起こすおそれがあります。

与えすぎはNG!

愛犬に食べものを与えすぎることは、とうもろこしに限らずしてはいけません

とうもろこしは糖質が多く含まれているため、肥満の原因となるだけでなく、食物繊維の取り過ぎでお腹がゆるくなってしまうおそれがあります。

とうもろこしは、甘みが強く食感も良いため犬が好んで食べますが、愛犬の健康のために与えすぎないようにしましょう。

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犬にとうもろこしを与えるメリットは?

とうもろこしの主な成分は炭水化物やタンパク質、糖質ですが、他にも豊富なビタミンやミネラルなどをはじめとする愛犬の健康に役立つ栄養素を多く含む食材です。

ビタミン

犬にとってビタミンは、身体の中で作り出すことが出来ないものが多いため、普段の食事から摂取する必要がある栄養素です。

とうもろこしにはさまざまなビタミン類が含まれていますので、種類ごとに詳しく解説します。

ビタミンB群

とうもろこしには、「ビタミンB群」と呼ばれる犬の健康に欠かすことが出来ない栄養素が含まれています。

ビタミンB1(チアミン)は食事などで摂取した糖質をエネルギーに変換する機能を助けたり、神経系に関する働きを正常に保つためには不可欠なビタミンです。

ビタミンB6は、タンパク質を分解してエネルギーに変える効果があり、愛犬の皮膚を健康に保つためにはなくてはならない栄養素。

ビタミンB9(葉酸)に関しても、わずかしか身体の中に蓄積することができないため、食べ物から摂取する必要があり、貧血の予防や神経組織の発達に効果が期待できます

ビタミンC

ビタミンCには抗酸化用があり、激しい運動や加齢によって細胞が酸化するのを抑える効果ができる他、免疫力を高める効果が期待できます

ビタミンCは犬の身体の中で作り出すことが可能なため、健康な犬である場合は食事で多くを補う必要はありません。

しかし、何かしらの病気が理由で免疫力が低下していたり、シニア期の犬はビタミンCが不足することがあるため、食事などで摂取する必要があります。

ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用があるため、ドッグフードの酸化を防ぐために使用されます。また、体温をあげたり血行を促進させる効果も期待できるビタミンです。

ビタミンEが不足すると、免疫系や皮膚の異常、筋力の低下などの健康トラブルを引き起こすおそれがあります。

ビタミンEが豊富な食材については、【犬にかぼちゃを与えるメリットは?注目の栄養素】をご覧ください。

カリウム

カリウムは、細胞が正常な機能を保つためには欠かせないミネラルで、犬の体内にある塩分を排出する作用もあり、血圧を下げる効果も期待できます。

また、大きく不足するケースは稀ですが、食欲が低下することでカリウムの摂取量が不足したり、下痢などでカリウムを失う場合があるため、そのような場合には食事から補う必要があります。

カリウムを多く摂取してしまうと、「高カリウム血症」の原因となるため気をつけましょう。カリウムは水溶性であるため、加熱することで過剰摂取を避けることができます。

食物繊維

とうもろこしの皮には、「セルロース」と呼ばれる不溶性食物繊維が豊富に含まれています

セルロースは水に溶けにくい特徴があるため、消化吸収されずに腸内にある有害な物質を自らに付着させ、体外に排出する作用があるため、腸内環境を整える効果が期待できます

リノール酸

リノール酸は、必須脂肪酸と呼ばれる体内で合成することが出来ない成分なため、食べものから摂取する必要があります

皮膚のバリア機能を保つために必要な成分で、皮膚から水分が失われるのを防ぐ効果が期待できます。

愛犬の健康のために

今回は、愛犬にとうもろこしを与える際の注意点や与えることで得られるメリットについてご紹介しました。

とうもろこしに含まれるビタミンをはじめする豊富な栄養素は、愛犬の健康意識が高い飼い主さんには嬉しい食材ですね。

いつものご飯にトッピングをしたり、たまにおやつで与えるなどすれば、愛犬も喜んでくれることでしょう。また、愛犬の食事に興味がある方は【犬の食事カテゴリー】もあわせてご覧ください。

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監修者:望月 紗貴

うちのトイプー開発責任者。犬の管理栄養士、愛玩動物救命士、ペット看護士資格、ペット介護士資格、ペットセラピスト資格、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー、その他上級食育士、アレルギー対応食アドバイザーなど、数多くの資格を保有。過去にドッグトレーナーとして働き、現在は愛犬ゴールデンレトリバー、ドーベルマン(元保護犬)、ボルゾイ、ボーダーコリー、愛猫3匹と暮らす。愛犬バーニーズマウンテンドッグの腫瘍発覚後から、長年の間犬の生物学を学ぶ。

公式HP:https://true-dog-lover.com/

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